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【うそはついても良いのか?】

シンプルな問いですが、文化の違いを捉える一つの良い例だと思います 一般論ですが、、、 【西洋】 ・うそつきは、神に背く悪徳(旧約聖書の戒律) ・真実と正面に向き合うことが『正しい生き方』 東洋 ・「嘘も方便」 ・人間関係を円滑にすることが『正しい生き方』 『正しさ』は一つではなく、多様である 違いを理解して、価値観を理解する そのうえで、見えないもの(例えば文脈やルーツ)を見る これまでの自分では見えなかったものを、見えるようにする 異文化マネジメントにおいて重要な考え方になります

【日本人の特性】

『日本人は二面性を併せ持つ、矛盾に満ちた国民に見える可能性がある』 このことをわたしたちは自覚する必要があると思う 仮にわたしたちが外国人になったとしたら、日本人には二面性を踏まえたアプローチをする必要があるということになる ~菊と刀~ 菊も刀も同じ日本像の一部なのである。 日本人は攻撃的でもあり、温和でもある。 軍事を優先しつつ、同時に美も追及する。 思いあがっていると同時に礼儀正しい。 頑固でもあり、柔軟でもある。 従順であると同時に、ぞんざいな扱いを受けると憤る。 節操があると同時に、二心もある。 勇敢でもあり、小心でもある。 保守的であると同時に、新しいやり方を館げする。 兵卒は徹底的に規律をたたき込まれているが、同時に反抗的である。 ルース・ベネディクト著『菊と刀』より抜粋

【ミルトン・ベネットの異文化感受性発達モデル】

大枠で捉えると 『自文化中心的段階』から『文化相対的段階』に進んでいく ①『自文化中心的段階』のステップ 否定⇒防衛⇒矮小化 異文化に対して、分離や隔離をし 自文化への優越感を、持つ そして、「人はみな同じはず」と自文化を『正義』と捉え、 「違いは是正しなければならない」 と捉える ②『文化相対的段階』のステップ 受容⇒適応⇒統合 違いを尊重し、「正義は一つではない」と理解し 共感し、一部取り込むことで、「マルチカルチャー」となり 『違うけれど、同じ』と多文化主義に昇華していく あなたの会社ではどの段階でしょうか 『外国人だから仕方ない』と否定していませんか? 『やっぱり日本人が正しいな』と矮小化していませんか? 異文化マネジメントの根本がわかりやすくまとまったモデルだと思います

【ステレオタイプによる偏見】

この出来事をご存知でしょうか https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/15/2blackmen-arrested-at-starbucks-doingnothing_a_23411491/ 2018年4月にスターバックスで起きたことです 、、、肌の色が違うということで、なぜこんなことに 2017年の大晦日に日本でもありました https://www.huffingtonpost.jp/2018/01/02/history-of-blackface_a_23321243/ 異文化マネジメントにおいて、もっとも重要な要素は『マインドフルネス』になります それはステレオタイプに当てはめることとは真反対の姿勢になります と、同時にこの2つの記事からは、『歴史を知ること』の重要性も顔を覗かせます 心を開き、相手の文化を理解する姿勢を持ちながら、ルーツについて学び、そのルーツがどういった影響を与えているのかを汲み取ること この2点をわたしたちは大切にしています