【ルーツを知ること=異文化理解の根本】

「なぜ、彼はあんなことを言うんだろう、、、?」「なんであんな行動を、、、?」
こんなことは、国籍問わず起こることだなと思います。

そこで注意したいのは「外国人だから!!!」とか「そういう人だから仕方がない!!!」と思考停止してしまうこと。
これでは異文化を理解することには繋がらないと思います。

行動は表層的に表れているもので、その奥底には価値観があります。
大切にしている価値観の結果として、行動に現れていきます。

例えば、ここ数日メディアを騒がせた剛腕経営者の逮捕劇。
行動を見ると「有価証券報告書の偽造」です。自身の報酬を過少報告していた。

大衆の反応を見ると「あの人はお金が好きなんでしょ!!!」といったものが多いように感じています。
でも、こういった行動にいたった価値観は何だろうか?と考えることで、理解に繋がると思います。

ここからは私見になりますが、彼の生まれ育った環境に起因するものが多かれ少なかれあるように思います。
「彼のルールはどの国でしょうか?」と聞かれて答えられる人はどの程度いるでしょうか。
当然、フランスではありません。レバノン人の両親に育てられ、レバノンで中等教育を受けてきた彼のルーツはレバノンです。

では、「レバノンとはどういった国か?」と聞かれて答えられる人はどの程度いるでしょうか。

1人1人の行動の底には必ず価値観があります。それがルーツと呼ばれるものだと思います。剛腕経営者の行動にも背景が必ず存在します。
※犯罪が良いと言っているわけではありません。

「なぜ、そんな行動に至ったのか、、、?」
「わからないから理由を聞いてみよう!」とか「育った国について調べてみよう!!」とか理解しようとする行動なしには、人財の採用・人財の活躍にはつながらないと思います。

コメント

このブログの人気の投稿

【ミルトン・ベネットの異文化感受性発達モデル】

【ベトナムについて】

【ITエンジニア採用方法のトレンド】